OCG化して欲しいアニメカード 〜インフェルニティ・ゼロ〜
こんにちは、キンちゃんです。
OCG化して欲しいアニメカード第2弾です!
※注意
こちらのシリーズはOCG化されていないカードの紹介のため、効果の裁定などが出されていません。なので僕の予想と知識から推測してお話することが多い為、予めご了承下さい。
早速紹介していきましょう!
今回のカードはこちら
『5D's』で鬼柳京介が使用したモンスター
"インフェルニティ・ゼロ"です!
このカードの特徴はなんと言ってもこちらの効果。
『このカードがフィールド上に存在する限り、自分はライフポイントが0でも"敗北"にならない』
劇中でデュエル開始早々、鬼柳が敵にワンショットキルされるシーンがあり、「まあ鬼柳のことだし秘策があるんだろうな」と思って安心して見ていたら、画面のライフ表示が普通に0になったのを見てお茶を吹き出しました。
その後このカードの効果で復活し、ライフ0でも平然と立ってる姿には、驚きで唖然としたのは今でも覚えています。
特殊勝利条件を持ったカードというのは"封印されし者エクゾディア"を筆頭にそれなりにありますが、敗北しないといった効果を持つカードは、『DM』で登場した"邪神ゲー"と"魂のリレー(アニメ効果)"に続きこのカードで3枚目です。
ステータスも"闇属性、悪魔族、レベル1、攻守0"と非常に優秀で、OCGに実装されたらいやらしく使われる未来が見えますね・・・。
メインの効果が衝撃的すぎて普通に強く見えますが、もちろん扱いにくさも他のカードより抜けて出てます。
ここからはその使いにくさについて具体的に解説ていきます。
このカードのここが使いにくい
① 召喚条件の難しい特殊召喚モンスター
このカードは特殊召喚モンスターに区分されます。このカード自身の効果か"召喚条件を無視する"系のカードの効果でしかフィールドに出せません。
では、このカード自身の召喚効果はどういうものかというと
『効果ダメージでライフポイントが0になる場合、このカード以外の手札を全て捨てて特殊召喚することができる』
といったもの。
遊戯王のアニメとOCG両方の歴史で見ても、途中経過は様々あれど、最後はやはり戦闘ダメージで決着をつけるのが主流です。
効果ダメージで尚且つライフが0になる時に、初めてこのカードの特殊召喚条件が満たされます(手札を捨てるのは手札があってもなくても発動できるのかわからないので今回は保留で)。
特定のデッキにしか刺さらず、通常召喚も出来ないので、普通に使おうとすると手札で腐りやすいといった扱いにくさがあります。
② 相手からの効果耐性がない
先程もお話ししましたが、特殊召喚したこのカードが表側表示でいる限り、このカードのコントローラーはライフ0でも負けません。
実はさらに戦闘で破壊されないという耐性もあり、守備表示で特殊召喚すれば、戦闘における場持ちは良いです。
ですが、言ってしまえばそれだけです。
戦闘では強くても、相手のカード効果はモロ受けます。
効果破壊されたり、除外されたり、墓地へ送られたり、手札かデッキにバウンスされたり、表示形式を変更されたり、コントロールを奪われたり、etc...
『このカード以外(もしくは相手カード)の効果受けない』などの最強耐性を持ったモンスターでさえ、"壊獣"や"トーチ・ゴーレム"などの『コストで相手モンスターをリリースして除去する』といったモンスターの前では無力なのに、
戦闘で破壊されないという耐性しかないこのカードが相手ターンで生き残れる未来が見えません。
③自壊効果がある
②で散々効果耐性がないと言ったにも関わらず、実はこのカードには自壊効果があります。
戦闘効果問わずダメージを500ポイント受ける毎に、デスカウンターというものを自身に乗せ、それが3つ乗ると破壊されるという効果です。
『500ポイント受ける毎に』なので、500ポイント以上のダメージが合計3回飛んでくると死にます。戦闘破壊されないから守備表示にして、効果ダメージにだけに警戒すればいいかというとそんなことはなく、守備力が0なので貫通ダメージもモロ食らいます。
メインの効果が破格すぎるので、アニメだと確かに自壊効果つけないといけないのかなーと思いますが、仮にOCG化されたら自壊効果が発動する前に相手のカード効果ですぐ死ぬことでしょう。
④【インフェルニティ】デッキと全く噛み合わない
このカードのカテゴリーは『インフェルニティ』というものに属します。
ならカテゴリーのテーマで組んだデッキになら噛み合うのではないか、と感じる方もいるかと思います。
ですがこのカードは先程も紹介した通り、手札で腐りやすいカードなので、手札0枚のハンドレス状態にして強力な効果を発動したい【インフェルニティ】デッキのコンセプトに全く噛み合いません。
自身の特殊召喚条件を満たした時に初めて、手札を全て捨てるというテーマらしさが垣間見える程度です。
このカード自身が墓地にいる時に効果を持つモンスターならワンチャンあったかもしれませんね・・・。
以上4つの点で、このカードは使いにくい訳です。
ただここまで使いにくいのも、ゲームのルールに干渉する強力な効果故でしょう。
"自爆スイッチ"などの『お互いのライフを0にする』効果や、"決戦融合−ファイナル・フュージョン"などの『お互いに攻撃力の合計のダメージを受ける』効果でお互いのライフを0にした後に、このカードを特殊召喚出来れば一方的に勝つことが出来たりします。
アニメ本編で初めて見たときの衝撃とロマンカードに分類されるカードだからこそ、僕は今回OCG化して欲しいカードとして紹介しました!
まとめ
いかがだったでしょうか!
ルールに干渉するカード効果というのは、魅力に映ってしまうと言いますか、個人的にロマンを感じてしまうんですよね(笑)
それは根っこの部分に、相手の驚いた顔が見たい!という気持ちがあるからだと思ってます。
それはすごいコンボをしている時もそうですし、逆転した時でもそうですし、これだから遊戯王はやめられません!!
最後までありがとうございました!
ではでは〜