OCG化して欲しいアニメカード 〜トランザクション・ロールバック〜
こんにちは、キンちゃんです。
今回紹介するOCG化して欲しいアニメカードは、【VRAINS】での主人公・Playmakerが使っていたカード、《トランザクション・ロールバック》です!
これを使ったデュエルの回は、Playmakerの残りLPが13になったり、相手のリボルバーがエクストラリンクを完成させているのに逆転勝利したりなど滅茶苦茶熱かったです!!
あと個人的にカード名を声に出した時の音と韻が好きなんですよねー。
トランザクションって言葉カッコよくないですか???(なお、意味は知らない模様)
《トランザクション・ロールバック》ってどんなカード?
①カード効果
このカードの②の効果は、墓地へ送られたターンには発動できない。
①LPを半分払い、相手の墓地に存在する通常罠カード1枚を対象にして発動する。そのカードが発動可能な効果だった場合、このカードの効果を対象にしたカードの効果として適用する。
②墓地にこのカードが存在する場合、LPを半分払い自分の墓地に存在する通常罠カード1枚を対象にして発動する。このカードを墓地から除外し、対象にしたカードの効果を発動する。
フィールドから発動する時は相手の墓地の、墓地から発動する時は自分の墓地の通常罠カードの効果を発動できる、といった効果です。
罠カードをコピーするという効果で類似するのは、《ジャンク・コレクター》などが存在しますが、このカードの特徴はライフコストを必要とする代わりに自分と相手の両方の墓地の罠カードの効果をコピーできるといった点ですね!
作中では、Playmakerがリボルバーの墓地の《聖なるバリア-ミラーフォース》の効果をコピーして使ってたのが印象的でした!!
②《トランザクション・ロールバック》のここが強い!
このカードの強みを語る上で注目すべきは、①の効果よりも②の墓地効果でしょう。
②の効果は自分の墓地のカードを参照する為、能動的に動くことができます。
LPの半分という大きなコストを払えば、自分の墓地の通常罠の効果を発動できます。
同じく自分の墓地の通常罠の効果を使用できる《ジャンク・コレクター》と違う点は、効果の発動のしやすさです。
《ジャンク・コレクター》は自分のフィールドにいる自身と対象となる墓地の通常罠を一緒に除外して効果をコピーします。
ですが、《ジャンク・コレクター》のレベルは5なので、普通に使うとしたらアドバンス召喚を挟む必要があります。
少し要点から逸れますが、その昔《ジャンク・コレクター》と、墓地の魔法カードの数だけ相手にバーンダメージを与える通常罠カードの《マジカル・エクスプロージョン》という2枚のカードを使った【ジャンクブレード】というワンキルデッキが存在しました。
似たようなテーマで【ドグマブレード】というデッキもあり、そちらと比べると安定性に劣り、高度なプレイングが要求されるデッキからかあまり流行りませんでしたが、凶悪なデッキがあったです。
《マジカル・エクスプロージョン》含め、そのデッキに使われていた《異次元からの帰還》や《神剣-フェニックスブレード》などのエンジンになりうるカードが現在禁止カードになっている為、このデッキの構築は実質不可能になってしまいました。
これだけの禁止カードを生み出す原因の一つになってしまったのが、この《ジャンク・コレクター》だったのです。
話を戻してつまり何が言いたいのかというと、罠カードは魔法カードと違い、一旦伏せて次のターンに移行しないと発動できません。
しかしその発動スピードの遅さの代わりに、どのカードも強力な効果を秘めているものが多いのです。
その強力な効果をコピーできる《ジャンク・コレクター》って(効果のコピー先の罠カードが問題だったのがあれど)ヤバかったんだなと思うわけですよ。
となれば、鋭い方なら既にこの《トランザクション・ロールバック》の強さと可能性に気付いていることでしょう。
LPを半分払えば使用できる点も実はとても強いところで、半分というのは一見大きなコストに思えますが、見方を変えればどんなにLPが少なくても必ず発動できるので状況に左右されず使えるといった利点があります。
そしてもう一つの強み。
それはコピー先の通常罠カードをデッキに戻したり除外しないという点です。
作中ではPlaymakerが墓地のこのカードの効果を使う時にコピー先に選んだのが、《リコーデッド・アライブ》というカードです。
このカードはいわゆる《トランザクション・ロールバック》と同じ、墓地効果付きの罠カードです。
Playmakerは《トランザクション・ロールバック》の効果で、墓地にあるこのカードの①の効果を使用したあと、このカードの②の墓地から除外して発動する効果を続けて使っていました。
つまりコピー先のカードは墓地に残り続けるので、墓地効果付きの通常罠なら更に除外して効果発動など次の展開にスムーズに持っていけます。
③《トランザクション・ロールバック》の弱点
このカードの弱点は、ズバリ①の効果の使い方の難しさと②の効果が一旦墓地に行かないと使用できないといった点ですね。
フィールドで発動する①の効果は、発動のしやすさはありますが、相手の墓地に通常罠カードがないと発動自体できませんし、最近のOCGではデッキの回転率と即効性に重きを置いたデッキ構築が主流なため、そもそもデッキに1枚も罠カードを採用していないという決闘者も多いです。
相手依存の効果のため能動的に動きにくいという点は、最近のデッキから言えばあまり相性は良くないでしょう。
そして強力な②の効果は墓地に行かないと使えません。
カードの発動コストで手札から墓地へ送るか、カードの効果でデッキから墓地へ送るなどの下準備をする必要があります。
デッキを回す流れで墓地に行くならむしろアドですが、わざわざこのカードのために墓地へ落とすカードを採用しなければならないデッキとの相性はあまり良くないです。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
今回は【VRAINS】からの紹介でした!
いやー、このカードはカード名の語呂と響きの良さと魅力のある効果に一目惚れしたカードでしたね。
このカードのOCGテキストを考えている時に、墓地に落ちたターンには効果を使えないようにしないとやばいだろうな...と思っていましたが、落ちたターンに使えるようにしたら壊れに片足突っ込む可能性が十分ありますね多分(笑)
それでは今回はこの辺りで〜〜