最新テーマ先取り紹介 【化石(フォッシル)】
こんにちは、キンちゃんです。
世間ではコロナウイルスが大流行してますね...。
カードゲーム界隈もその影響で、フリー対戦ができなかったり、公式が主宰するイベントが延期&中止になったりで、中々辛い状況が続きます。
ですが!そんな状況だからこそ、テンションぶち上げて乗り切っていきましょう!!
自分も皆さんにワクワクした気持ちを届けられるように頑張ります!
そんなわけで今回は、2020年6月20日に発売予定のCOLLECTION PACK 2020に収録されている、【化石(フォッシル)】について、少しだけ早く紹介したいと思います。
パックが発売されたらすぐにでも組みたい!という方は是非参考にしてみてください!
それではいってみましょう!
【化石】はこんなテーマ!
①テーマのコンセプト
まずこのデッキのコンセプトは、自分もしくは相手の墓地のモンスターを素材にして強力な融合モンスターを展開していくというデッキです。
では、このコンセプトの肝になってくるキーカードを紹介していきましょう。
《化石融合−フォッシル・フュージョン》
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手の墓地から、「化石」融合モンスターカードによって決められた融合素材モ ンスターを除外し、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 この効果でお互いの墓地からモンスターを除外した場合には、 その特殊召喚したモンスターはモンスターの効果の対象にならない。(2):このカードが墓地に存在し、 自分フィールドの表側表示の「化石」融合モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。 墓地のこのカードを手札に加える。
《タイム・ストリーム》
(1):自分フィールドの「化石」融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースし、そのモンスターより元々のレベルが2つ高い「化石」融合モンスター1体を、「化石融合-フォッシル・フュージョン」による融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
(2):自分の墓地からこのカードと「化石」融合モンスター1体を除外し、自分の墓地の「化石」融合モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
【化石】専用の融合魔法、そして擬似的な融合専用RUMです!
今回紹介する中で最も重要なカード達でもあります!
《化石融合−フォッシル・フュージョン》の融合召喚先には、後述する5体の融合モンスターが確認されています。
どれも融合素材が、岩石族モンスター+レベル"〜"のモンスター、という自分が岩石族を素材指定にすれば、他の自分・相手の墓地のモンスターは、レベルを持つモンスターであれば幅広く素材にできます。
そして融合召喚したモンスターを素材にして、上級レベルの融合先へとアクセスする《タイム・ストリーム》で更に展開。
良い意味でも悪い意味でも、墓地に依存するデッキコンセプトなので、除外デッキなどには対策をしない限りかなり相性が悪いですが、相手の墓地の再利用させたくないカードを素材にしたり、墓地から回収、墓地から除外して効果発動などの、使い回ししやすい専用融合サポートカードを使っての連続融合召喚という戦術は、非常に気持ちよく面白いですね!
②優秀な融合モンスター
【化石】の主力は豊富な融合モンスターたち。
その優秀なモンスターたちを1枚ずつ簡単に紹介しますね!
《新生代化石騎士 スカルポーン》
★4 / 地属性 / 岩石族 / 攻2000 / 守 800
岩石族モンスター+レベル4以下のモンスター
このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから「タイム・ストリーム」1枚を手札に加える。
下級レベルの化石融合モンスターその①です!
このカードの強みは
①片方の素材が"レベル4以下のモンスター"であるため融合召喚しやすく、最初の融合先として使いやすい
②墓地から除外すれば、コンボの要である《タイム・ストリーム》を手札に加えられる
③墓地から除外して発動するサーチ効果を持っているので、《轟雷帝ザボルグ》のEXデッキからカードを墓地へ送る効果と相性が非常に良い
などが挙げられます。
さらに《タイム・ストリーム》の(1)の効果には1ターンに1度の制約がないので、既に手札に《タイム・ストリーム》を握っている時に、このカードの融合召喚に成功できれば
このカードに対して《タイム・ストリーム》を発動して、レベル6の《中生代化石騎士 スカルナイト》を融合召喚 ⤵︎
素材になり墓地へ行ったこのカードをゲームから除外して、デッキにある2枚目の《タイム・ストリーム》をサーチ ⤵︎
手札に加えた《タイム・ストリーム》を《中生代化石騎士 スカルナイト》に対して発動し、《古生代化石騎士 スカルキング》か《古生代化石竜 スカルギオス》を状況に応じて融合召喚
のように、一気にエースモンスターまでアクセスできるのは魅力的ですね!
《新生代化石竜 スカルガー》
★4 / 地属性 / 岩石族 / 攻2500 / 守 0
岩石族モンスター+相手の墓地のレベル4以下のモンスター
このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから「化石融合-フォッシル・フュージョン」1枚を手札に加える。
下級レベルの化石融合モンスターその②です!
このカードの強みは
①片方の素材が"相手の墓地のレベル4以下のモンスター"であるため、このカードが融合召喚可能な状況なら、《化石融合−フォッシル・フュージョン》の"お互いの墓地のモンスターを融合素材にした場合"の効果を受けられる
②墓地から除外すれば、コンボの起点である《化石融合−フォッシル・フュージョン》を手札に加えられる
③墓地から除外して発動するサーチ効果を持っているので、《轟雷帝ザボルグ》のEXデッキからカードを墓地へ送る効果と相性が非常に良い
などが挙げられます。
レベル4以下のモンスターにはサーチ効果を持ったカードが多く、再利用されると非常に厄介です。
なので、そういったモンスターを相手の墓地から除去しつつ、展開できるのは十分な強みですね!
《中生代化石騎士 スカルナイト》
★6 / 地属性 / 岩石族 / 攻2400 / 守1100
岩石族モンスター+レベル5・6のモンスター
このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(2):このカードの攻撃でモンスターを破壊した時に発動できる。 このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
(3):墓地のこのカードを除外し、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。
中級レベルの化石融合モンスターです!
このカードの強みは
①《タイム・ストリーム》で上級レベルの化石融合モンスターにアクセスできるカードが、現状このカードしかない
②下級モンスターキラーとして非常に優秀
③墓地から除外すればモンスターを破壊できる上に、ある程度発動タイミングを選べる
④墓地から除外して発動する破壊効果を持っているので、《轟雷帝ザボルグ》のEXデッキからカードを墓地へ送る効果と相性が非常に良い
などが挙げられます。
モンスターを破壊する効果の発動は、"墓地へ送られたタイミング"ではなく"墓地にある自身を除外したタイミング"なので、自分のターンであれば、相手の動きを見ながら除去するタイミングを選べるのが嬉しいですね!
相手の壁モンスター絶対許さないマンとしても活躍できます!
《古生代化石騎士 スカルキング》
★8 / 地属性 / 岩石族 / 攻2800 / 守1300
岩石族モンスター+レベル7以上のモンスター
このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):相手ターンに、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
ここからは上級レベルの化石融合モンスターその①です!
このカードの強みは
①融合素材元の《中生代化石騎士 スカルナイト》の戦闘時に発動できる効果を受け継いでおり、自身より攻撃力の低いモンスターへの除去能力が高く、戦闘ダメージを通しやすい
②相手ターンに相手の墓地モンスター限定で使える、フリーチェーンの《死者蘇生》を持っている
③②で挙げた効果は手札を捨てる必要があるが、"コスト"ではなく"効果"であるため、"捨てられた時に発動する"カードの効果を発動できる
④《化石融合−フォッシル・フュージョン》で融合召喚する場合、融合素材に岩石族最強モンスターである《原始生命態二ビル》を選択できる
などが挙げられます。
相手ターン中に相手の墓地のモンスターをフリーチェーンで蘇生できるのは非常に強力です。
墓地にいる相手のエースを自分のフィールドに呼ぶなどのシンプルな運用も強いですが、この効果の恐ろしいところは以下のような状況だと分かりやすいです。
《死者蘇生》を例にしてみます。
相手が相手自身の墓地のモンスターを対象に取った場合、チェーンを組んでこのカードの(3)の効果を、相手が《死者蘇生》で対象にしたモンスターに対して発動⤵︎
チェーンの逆順処理でこちらのモンスター効果から解決されていくので、手札を1枚捨てて、対象モンスターを自分のフィールド上に特殊召喚⤵︎
次に《死者蘇生》の効果が解決されるが、既に相手の墓地には《死者蘇生》で対象に取ったモンスターが存在しないので、発動処理ができず不発になる
という状況を作り出すことができます。
《死者蘇生》は自分の墓地でも相手の墓地でも関係なく蘇生できるカードなので、もちろんこれは、こちらの墓地に相手が利用できそうなモンスターがいない状況に限ります。
相手はこのカードの効果を警戒しながら、自分のターンを進めなければいけないので、上記の場合であれば、相手が《死者蘇生》を使いにくい流れが生まれます。
使いにくい流れということは思ったように動けないということであり、相手の選択肢を減らすことができます。
何としても自分のモンスターの蘇生からコンボを通したい相手なら、こちらにこのカードの効果を使わせる為に、割り切って《死者蘇生》を囮に使って来るでしょう。
ですが、仮に使われたとしても、相手からしたら《死者蘇生》を
"使わされた=無駄打ちさせられた=捨てさせられた"
と同義ですので、こちらはモンスターを特殊召喚していることも相まって、自分にはアドバンテージのラッシュなわけです。
化石融合モンスターの中では、最も強力な効果を有しているのではないでしょうか。
《古生代化石竜 スカルギオス》
★8 / 地属性 / 岩石族 / 攻3500 / 守 0
岩石族モンスター+相手の墓地のレベル7以上のモンスター
このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。その相手モンスターの攻撃力と守備力をそのダメージステップ終了時まで入れ替える。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):融合召喚したこのカードが相手モンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
上級レベルの化石融合モンスターその②です!
このカードの強みは
①このカードの攻撃力が、相手モンスターの攻撃力か守備力のどちらかを上回っていれば、戦闘では最強クラス
②貫通効果持ち+戦闘ダメージを倍にするので、相手に攻守の低いトークンを数体送りつけ、その全てに攻撃できれば、ワンショットキルが成立する
③《化石融合−フォッシル・フュージョン》で融合召喚した場合、自身の高い攻撃力と相まって、①と②の択をより通しやすくなる
戦闘の鬼。
ダメージ絶対通すザウルス。
そんな脳筋モンスターであり、テクニカルでトリッキーな動きなどはできませんが
この一撃で決めたい!
後攻ワンキルを狙いたい!
などを叶えやすくしてくれる、まさに《古生代化石騎士 スカルキング》と双璧を成すエースです。
③豊富なサーチ&回収カード
【化石】の強力な融合モンスター達。
その融合召喚を円滑に行う為の下準備として、サーチや使ったカードの回収は必要不可欠です。
ここでは、それをサポートしてくれるカード達をご紹介致します!
《風化戦士》(ウェザリングソルジャー)
★4 / 地属性 / 岩石族 / 攻2000 / 守1200
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが効果で墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。「風化戦士」以外の「化石融合-フォッシル・フュージョン」のカード名が記されたカードまたは「化石融合-フォッシル・フュージョン」1枚をデッキから手札に加える。
(2):自分エンドフェイズに発動する。このカードの攻撃力は600ダウンする。
2つ効果がありますが、主に使うのは(1)の方。
戦闘で破壊されるか効果で墓地へ送られると、自身のカード名以外の《化石融合−フォッシル・フュージョン》とテキストに記されたカードか、《化石融合−フォッシル・フュージョン》を手札に加えるという、最近の遊戯王OCGに増えてきた"カード名がテキストに記されているカードをサーチする"という強力すぎる効果です。
デッキから墓地へ送るなら《おろかな埋葬》や後述する《奇跡の穿孔》で、手札から墓地へ送るなら《手札断殺》やこれも後述紹介の《標本の閲覧》で、【化石】カードなら何でもデッキから調達できます。
《奇跡の穿孔》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキからレベル4以下の岩石族モンスター1体を墓地へ送る。 自分の墓地に「化石融合-フォッシル・フュージョン」が存在する場合、 さらに自分はデッキから1枚ドローする。
《標本の閲覧》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札の「化石融合-フォッシル・フュージョン」1枚を相手に見せて発動できる。手札からモンスター1体を墓地へ送り、種族とレベルを1つずつ宣言する。相手は自身の手札・デッキを確認し、宣言された種族・レベルを持つモンスターがあった場合、その内の1体を墓地へ送る。
デッキから下級レベルの岩石族を墓地へ送れる《奇跡の穿孔》と、手札のモンスターを墓地へ送って相手デッキの特定のカードを墓地へ送れる《標本の閲覧》。
どちらも異なる強みを持っており、共通しているのは《風化戦士》を効果で墓地へ送れる点ですね!
ただ、《奇跡の穿孔》はデッキから墓地へカードを落とした後、《化石融合−フォッシル・フュージョン》が墓地にあればオマケで1枚ドローできるよという効果に対して、《標本の閲覧》は《化石融合−フォッシル・フュージョン》が手札にないと、そもそも発動自体ができないのでそこだけは注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
実は【化石】テーマというのは、【GX】で"ジム・クロコダイル・クック"というキャラクターが使用していたカテゴリーなんですよね!
今回のCOLLECTION PACK 2020は、遊戯王アニメと漫画の中のサブキャラクター枠の人気投票で1位に選ばれたテーマをOCG化してパックに収録する、というのが企画としてあり、見事にジムの【化石】が選ばれたわけですね!
アニメでも非常にカッコイイキャラだったのでOCG化してくれて嬉しいです!
個人的に《タイム・ストリーム》のイラストが死ぬほど好き...(小声)
COLLECTION PACK 2020のリンクを貼っておくので、興味がある方は是非予約してみてはいかがでしょうか!
ではでは今回はこの辺で〜